ノルウェー語のテスト初挑戦!〜Kompetanse Norge〜
こんにちは。
かなり前なのですが、3月中旬にノルウェー語の試験に挑戦してみたので、そのことを備忘として記載しておこうと思います。
ノルウェー語の試験を受ける人がどれだけいるのかわからないですが、実際の様子等あまり情報がないのが現実なので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
C1レベルのテストはA1~B2とは別に用意されており、私は受けたことがないので、今回の記事の内容には含まれていません。
◉Kompetanse Norgeって?◉
Kompetanse Norgeは、ノルウェー語の語学試験で、個人のノルウェー語のレベルをA1〜C1に区分けします。
日本でいうと、英検みたいな感じでしょうか。
例えば、ノルウェーの大学に出願する時にはこの試験でB2を取得する必要があります。
他にもBergenstestというノルウェー語試験もあります。
◉試験の構成◉
試験は4種類から構成されています。
・Reading
・Listening
・Writing
・Speaking
Speaking以外は全てPC上で受けます。
ReadingとListeningに関しては、全レベル共通の試験で、正答率が多くなる程問題が難しくなる仕組みだそうです。
なので、最初は簡単な問題から始まり、どんどん難しくなっていくイメージです。
WritingとSpeakingはA1~A2,B1~B2用のテストがあり、受けるレベルによって問題が事前に用意されています。
各レベル別に練習問題の確認はこちらでできます。
https://www.kompetansenorge.no/prover/norskprove/ove-til-proven/
◉試験への登録◉
私は3月中旬の試験を受けたのですが、1月中旬の1週間くらいの間に自分が受けたいレベルの試験へ登録する必要がありました。
日程の詳細は以下を確認してください。
https://www.kompetansenorge.no/prover/norskprove/nar-er-proven/
基本的には、自分が居住する地域のテストセンターで試験を受けます。
なので、A地域に居住する人がB地域の試験を受けることは基本的にはできないんですね。
でも例えば、VISA申請中で居住する地域にまだ正式に登録されていない方、ノルウェー旅行のついでに試験を受けてみたい方はどうなるの?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください、Trondheim VO centerで試験を受けることができます。
私の知り合いが実際にTrondheimで受けていました!
(*追記: Trondheim以外にも、Nesodden でも受けられるようです。登録期間の間に各試験場の説明を読んで、そのkommune在住者以外でも受けられる/kommuneに関する規制の記載がない試験場であれば受けられる可能性が高いので、試験場に連絡してみることをオススメします。)
不安な方は事前にメールでも電話でもTrondheim VO centerに問い合わせてみてください!
後、早い者勝ちなので登録開始期間になったらすぐに登録することをお勧めします!
◉試験当日◉
試験は筆記(Reading, Listening, Writing)とSpeaking試験が別日になっています。
この辺の日程は地域によっても異なるので、実際に受ける場所の日程を確認してください。
〜1日目〜
筆記試験(Reading, Listening, Writing)
9:00開始
当日は、Listening, Reading, Writingの順番でした。
中にはWritingだけを受ける人も多く、その方たちは9:00〜Writing試験を受けて、終わったら退出していました。
一応各科目毎に制限時間は決まっていますが、早く終わったら次の科目に進んで良かったので、開始時間は全員一緒ですが、終了時間は個人によって異なります。
〜2日目〜
Speaking試験
14:30開始
試験会場の部屋の前には、もう1人の受験者が。
B1~B2の試験は、個人で回答するパートに加えて、もう1人の受験者とディスカッションするパートがあるんです。
まずは自己紹介から。名前といつからノルウェーにいるか、くらいの軽い紹介。その後は休みなく口頭試験です。
もう1人の方と私はもちろん別々の問題が与えられますが、自分の番が来るまで彼女と試験監督のやり取りを聞きます。
(2人の流暢なやり取りにまたしても心が折れる私。笑)
内容はそこまで難しいものではなく、これに対してどう思いますか?という自分の意見を述べるものばかりです。
個人的には、聞かれる系統の問題や、形式がIELTSのSpeakingと結構似ているな、と思いました。
問題の意味がわからない時、聞き取れない時は試験監督に「もう一度お願いします」と言えば、何回でも教えてくれます。
〜Speaking体験談〜
教室の前に待機していると前の受験者の声が聞こえてきました。
ほぼ叫んでいるレベルの声。
(そんな議論が白熱しているのかな?と不安になる私)
終わった瞬間険しい顔をしてスタスタ出ていく男性。
(え、怒ってる?と不安がさらに募る私。)
この男性に何があったのかはわかりませんが、不安100%な私。
・
私の試験の相手の方は、ノルウェー在住歴7年のタイ人の女性でした。
試験が始まる前から話しかけてくださったのですが、所々聞き取れず試験が始まる前から申し訳ない気持ちでいっぱいでした…
1日目の筆記試験の時も、周りの受験者は試験監督と流暢なノルウェー語でやり取りしている方が多く、ノルウェー在住歴半年、独学3ヶ月勉強でよくB1~B2受けようと思ったな、とこの時点で若干後悔、初日から心が折れかけていました。
何よりも相手の女性に申し訳なくなり、試験前に主人になぜか電話で謝る。笑
・
わからない問題は何回でも教えてくれると先述しましたが、私は1つの質問で3回復唱してもらった上、この単語の意味って英語でXXという意味ですよね?と確認する始末。
↑
さすがに質問はノルウェー語でしましたよ、笑
でも、わからないまま的外れな質問をするよりは絶対良いです。
◉結果◉
結果は約3週間後にネットで確認できます。
あとは、メールでも結果が届きました。
紙の結果はネットで確認した1週間後くらいにポストに届いていました。
〜余談〜
私はなぜか結果確認ページにログインできず、いろんなところに電話したのですが、解決せず…
(かつノルウェー語で電話することに心が折れた、笑)
主人が見かねて電話をしてくれたのですが、それでも解決しなかったので、電話の向こうの方も諦めて(?)電話越しに結果を伝えてくれました。
電話で結果を知った1時間後にメールでも結果が送られてきました。
電話で対応してくださった方がメールを再送してくれたみたいです。
ノルウェーは、自分からアクションを起こせば色々と対応してくれるな、と感じることが多いです。
(逆に言えば、困っていたとしても基本的に自分から声を上げないと、何も解決しない、解決するまでに時間がかかります。)
まだまだノルウェー語の勉強は続きます。